取り戻せ語彙力

ちかごろ語彙力の低下を感じるためにリハビリと修行と暇つぶしと現実逃避のためにやってみんとしてするなり

うなぎが結構好きなんだけど、うなぎのみを題材にしたグルメ漫画「う」を君は知っているか。

うなぎが結構好き、というよりはなにかと祝いの席にはうな重を食べるタイプの家に育ったので、いいものと刷り込まれていてそれでいて舌にもあったようで、いまだに好きである。
「好きな食べ物は何?」と聞かれると悩んだ末に「うなぎ」と答える程度には好きである。
滅多に食べれないようでそこそこ大家族なので2か月に1回くらいは食べていたような。

あんまり出先では食べず、家でのごちそうのイメージである。

 

といったご馳走であるところのうなぎのみを題材にしたグルメ漫画があり、昔モーニングを購読して頃によく読んでいて、先日電子書籍ストアで見つけてしまい、割引もあったことから全館購入をした。

グルメ漫画が得意なラズウェル細木のその名も「う」という作品である。

実に潔いタイトル。

 

さて、主人公である椒太郎は呉服屋の跡取りとして頑張らないかないところを、日々うなぎを食べ続けるうなぎ狂いである。
〇〇狂いというのは大抵の場合は大げさな表現なのだが、この椒太郎に関してはまさに!というところで、日がな毎日うなぎのことばかり考えて、うなぎを食べ歩いている。
うなぎのために昼休みを超過したり、関西や四国といった地方のうなぎの聖地に行脚したり、かと思えば真空パックやスーパーのうなぎを美味しく調理しなおしたり、牛丼屋のうな丼を鰻屋ではできないような食べ方をしてみたり、うなぎひとつでここまで楽しめるのか!、といううなぎ好きには大変勉強になる作品である。
うな重に終わらず、白焼き・うざく・うまき・肝焼きなどなど様々なウナギ料理も知ることができ、昔友人についていった京都で食べていたく感動したう鍋もカバーしていて、実に楽しい。
この作品を片手にうなぎ行脚をしたいところ。
早いところでは関西の蒸さない焼いたうな重が食べたい。

もうすぐ土用の丑の日ということもあいまって、非常にうなぎが食べたい。
しかし絶対に混むだろうしな。
悩ましいところである。