取り戻せ語彙力

ちかごろ語彙力の低下を感じるためにリハビリと修行と暇つぶしと現実逃避のためにやってみんとしてするなり

三月中はいちども書いていなかったため思い出したかのように駄文を打つのだ。※飲酒している。

映画を月一回は観に行っていたからその際に更新すれば毎月一つは記事を書けるだろうと高をくくっていたが昨今の情勢により映画館へ足を延ばすことが心理的に難しくなり結果として3月中に記事を書くことは難しくなったのだった。

4月だ。

エイプリルフールの嘘のように世間では感染症が蔓延していて、ほかに重篤な患者もいるのだろうに世間も病院もコロナコロナと同じ方向を向きながらぜんぜん目的外の行動をしていたりして、現実は小説より奇なり、とまでは言わないかあるいはそれ以上の衝撃をもって世の中が蠢いているよう。

春の虫のようにほそぼそと動き出せばよいのに、感染症に従ってあるいは関係なく天候も乱れに乱れて不健全な関係を持ち続ける若者たちのように日ごとに顔色変えている。
3月も終わりに雪が降ったのはいつぐらいのぶりのことになるのだろうか。
あのときはちょうと入学式の季節で、ぼたぼたと雪が降っていてこんなこともあるのなだなぁ、と責任も何も軽すぎた存在ゆえに楽観的に眺めていた。

それがいまとなっては自分の手の届く範囲に限らず他人や知りもしない人のことまで考えて考えて考えて、身の振りや行動をしなければならなくなって、時の流れというのはかくに残酷なものだなと実感する。

子供のように学生のように無計画に一直線に走れればよいのに脇道枝道いろいろなひとがかかわってきたり離れていったり枚挙にいとまがない。
極端に賢くもなく自暴自棄になれるほど感傷的でなくすべてに無頓着な恍惚の人ではない私はただただ思い悩むだけでただただひたすらにつらい気持ちになるだけで、さて、行動に出られるかといえばそんなこともなくただただ卑屈になるばかりだ。

世間の果てまでいきたいな、などと言いながら旅券の一つもまともに手配できなかったりするあたり人生三十幾余年を生きてみてもまだまだ夢想家であることに変わりはないな。

そんな春である。
5月ごろには天候とにつられて陽気に過ごせる世の中になっていればいいな。
そんな風に世の中を導くのは自分自身だったりするのだけども実行に移せるのか否や。
先行きの見通しはつかないなぁ。